昨秋観た「みつばちのささやき」は3度目だったが、ほとんど
忘れており、姉の存在あるいは何度も手紙をやりとりする母が
新鮮だった。
この「エル・スール」のほうが好みで記憶に哀切なラストは
残っている。果たして・・・
というわけで、映画館に突入。
この映画の前に見た「瞳を閉じて」の倍以上の入り
観賞後
あれ?
自分の記憶にあるストーリーとラストが違う。
この映画も3度目なのだが、1回目の時はぴんと来ず
2回目の時にいたくしみた記憶がある。
最後、父親とかのレストランでダンスを踊ったあと
さよならを静かに娘に告げて、南へ昔の想い人のところへ
去るというラストに。
が、そんなシーンはなかった。
に、しても、やはり染み入る映画である。
父と娘の物語というかおはなし。
父の知らない一面を垣間見たとき、娘は何を思うのか?
静かに静かに時は進む。
そして・・・・
自分に対する絶望感がああいう行動をとらしたのだろう。
娘がそれを理解するには、若すぎる。
耽溺度4.5
それにしても、自分の記憶とは違うラストにびっくり。